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金属屋根の特徴は「軽い」「風に強い」です。
例えば30坪の屋根面積の場合、和瓦が約4.5t、コロニアルは約2tで金属屋根なら
約700kgと1/6の軽さになり、この重量差が万が一の災害時に有効になって
きます。材質も現在では大変向上し「ガルバリウム」という材質が多く使われ
ています。この材料は大変サビに強く丈夫で長持ちします。
また既存の屋根材を解体することなく、上からカバーする工法もあります。
メリットは撤去費・処分費がゼロで工期も早く、施工中の天候の心配も
ありません。
需要の多い施工方法です。また、
藁葺き・萱葺きのカバー工法も多くの
実績がありますので、ぜひご相談ください。


屋根の仕組み
 
施工する屋根材と野地板の間には
必ず防水シートを入れます。
そして屋根を張る前に軒先に「唐草」
という部品をつけることにより、
屋根先を掴み込む役割と、屋根表面の
雨水を破風板に廻らないようにする
こと、そして強風や結露水など屋根材
の下へ入った水は、防水シートを
伝わり「唐草」から排出される仕組み
になっています。
また、断熱材を施工し、防音・断熱
効果をアップさせる施工方法も
あります。
現在の金属屋根は大変進化しており
サビや音にも大変強いです。
材質もガルバリウムやステンレス・
アルミなど住宅環境とご予算に合わせ
ご提案させていただきます。
 
一般住宅から大型工場の長尺物まで対応いたします。
一般住宅では長年培ったノウハウを活かし強風・塩害地域など多くの実績があります。

大波トタン → 横葺きへカバー工法施工例


       
築100年以上が経過している民家です。
現代の住宅と違い木材の一つ一つが
しっかりと太くしっかりした造りです。
この大波鉄板屋根も随分と長い期間
使用されているようですが、定期的に
塗装をされていたとの事です。
見える部分は定期的な塗装のお蔭で
ヒドイ痛みはありませんでしたが
棟など解体部は痛んでいました。
この状況では風で吹き上がった水が
長期間の雨水浸入で下地を痛め、
雨漏りの原因となりました。
棟の解体部は粘着性ゴムアスファルト
ルーフィングを施工し、板金で下地を
入れ、防水処理をします。
足場がかけられない状況ですので
屋根足場は必須です。
全体に下地が痛んでいるため、3×6サイズ
ではなく、3×10サイズの大きなコンパネ
を既存の上より施工します。
こうする事で新しい下地になり、また
大きいサイズで施工する事で全体の
強度も増す事になります。
その上より粘着性ゴムアスファルト
ルーフィングを施工し、完璧な防水
処理を行います。棟も完璧です。
屋根足場を組みながら横葺きを葺きます。
勾配が急ですので、材料や道具の落下に
注意しながら慎重に!
寄棟屋根ですが、面の取り合いは
掴み込みという方法で行います。
お互いに取り合い部分に馳(はぜ)を
作り、折り曲げて接合します。
掴み込みは手間がかかりますが、
降り棟がないので大変スッキリとした
仕上がりになります。
真夏の施工でしたので、ルーフィングが
溶け、靴の裏が真っ黒になります。
屋根を汚さぬよう2人1組で作業します。
ルーフィング面で1人が材料渡しを行い、
綺麗な靴でもう1人が屋根施工します。
玄関面は人の出入りがありますので、
より慎重に作業します。施主様のいない
時間帯にコツコツ葺きました。
これで4面とも葺くことが出来ました。
仕上がりを計算し棟の加工に入ります。
棟の木工事もすべて当社で行います。
施主様がメンテナンスのため上がりたい
との事でフックを6箇所つけました。
屋根の形状に合わせ、棟の両端に反りを
入れました。ちょっとした事ですが
仕上がりの見栄えが大きく違います!
最近の住宅ではほぼ見かける事がない
ですが、歴史ある建物には非常に
家紋とお名前が似合います。
完成です!シルバーの家紋を4つ
付けました。フックもアクセントに
見えて大変綺麗です。
既存の屋根を解体せずカバーする事で
屋根の解体・処理費のコストを抑える事
が出来るのが一番のメリットです。
また屋根が2重になることで断熱性が
上がる事も大きなメリットになります。
瓦以外は基本的にカバー工法が出来ます
のでご相談下さい!
掴み込みにしたのでスッキリとした
印象です。全体のバランスを考え
棟の大きさを決めました。
今後は新しい屋根に合わせ、1階屋根も
考えているとの事です。
  
屋根の仕上がりイメージをお見せします
屋根材には様々な葺き方や色があります。
ご希望の方はお見積りの時に「完成イメージ」をご提出します。

施工後に「あれ?ちょっとイメージと違う・・」という事が
ないよう、安心の提案を行なっております。
現  状 銅板葺イメージ
現  状 ガルバリウム横葺イメージ
現  状 ステンレス横葺イメージ
   
 
屋根の種類
 
和洋住宅を問わず仕上がりも大変綺麗。
デザイン屋根にも
対応でき材質・種類も
豊富。
3寸勾配以上が施工
目安です。
屋根材自体に厚みを持たせており、大変高級感があります。
こちらも和洋問わず施工出来ます。
3寸勾配以上が施工目安です。
スッキリとした印象の葺き方です。
横葺と違い勾配の緩い屋根にも施工できること
からデザイン住宅で多く
施工されます。
古くからある葺き方。
日本住宅に多く使われましたが、最近は竪平葺に
替わってきました。
見た目は瓦ですが重量
がまったく違います。
「瓦の重厚感」を求める
場合は大変お勧めです。
工場・倉庫などに施工する場合が多いです。
母屋に金物を施工し
直接貼るので、天井が
不要な為大変
リーズナブルです。
DIYでも多く使われる。
安価で丈夫なため屋根や
外壁など気軽に施工
出来ます。
波板に採光性を持たせた
材料。
軽くて丈夫な上、大変安価です。
駐車場や外壁などなんでも施工できます。



屋根材はいろいろな種類がありますが、大きく分けると
横葺
竪葺の2種類になります。
横葺とは、屋根材が横に長く、軒先から張り始め1段ずつ
上へ重ねるように張っていきます。

(右上のイラスト、一文字葺・段葺参照)

竪葺
は屋根と同じ長さの材料を使い、並べるように張ります。
(右上のイラスト、竪平葺・瓦棒参照

使い分けはデザイン的な要素にもよりますが、屋根の勾配や
立地条件などにも左右されます。
目安としてリフォームの場合、現在の屋根が「瓦」「コロニアル」
の場合は、概ね「3寸勾配以上」だと思いますので、どちらでも
大丈夫です。
横葺は「3寸勾配以上」が施工目安です。
これより勾配がないと、雨が入り込み雨漏りの原因となります。
竪葺のメリットは費用が横葺より抑えられる事と、雨漏りに
対して大変強い事です。重ねて張る横葺に比べ、屋根材同士
をガッチリ掴みますので、勾配がなくても安心です。
1級建築士さんが作るデザイン住宅のような建物は、屋根を
見せない場合が多いですが、この場合はほとんど
竪葺です。
「屋根が見えない=勾配がない」からです。

ほとんどの家では
横葺がお薦めです。デザインや材質が
豊富で見た目も良いものがたくさんありますし、和洋どちらでも
お使いいただけると思います。
強風地域や勾配が緩い家では
竪葺が良いと思います。
 屋根修理をしたら雨漏りがひどくなった。
数年前に雨漏りがするようになり、知り合いの紹介の
業者で屋根の修理をしてもらいました。
コロニアルが老朽化で口が開いており、そこから雨が
入るので、コーキングで塞ぎます!ということで施工
しました。その時は雨漏りは止まったのですが、その
数年後のまた、雨漏りがするようになりました。原因は
何でしょうか?
   
 原因は屋根勾配とコーキングです。
こちらのお宅の屋根を診断いたしました。
イラストAをご覧下さい。
  
通常はこのような仕組みになっております。
基本的に横葺(コロニアルも含む)は3寸勾配以上で
ないと施工はしません。こちらのお宅は2寸勾配で
しかも沿岸地区でした。
    
その状況で古くなったコロニアルの口をコーキングで
塞いでありましたが、すでにコーキングが切れ、
いろんな場所で口があいており、
毛細管現象*1で水を
吸い込んでいます。
結果更なる雨漏りを誘発していました。
下地は腐っており、下地修理+竪平葺を行いました。
もちろん雨漏りはストップしました。

コーキングだけでなく、ペンキ屋さんによる屋根の
塗装についても同じ現象がおきます。重ねまでビッチリ
塗る事は避けて下さい。
コロニアルは屋根を重ねただけの施工方法ですが、
理由があって重ねだけの施工方法です。
それを塞ぐことは絶対に避けてください。

*1 細くなった繊維状の隙間から重力に関係なく
      水を吸い上げる現象
  
 
 
 
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