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築100年以上が経過している民家です。
現代の住宅と違い木材の一つ一つが
しっかりと太くしっかりした造りです。 |
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この大波鉄板屋根も随分と長い期間
使用されているようですが、定期的に
塗装をされていたとの事です。 |
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見える部分は定期的な塗装のお蔭で
ヒドイ痛みはありませんでしたが
棟など解体部は痛んでいました。 |
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この状況では風で吹き上がった水が
長期間の雨水浸入で下地を痛め、
雨漏りの原因となりました。 |
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棟の解体部は粘着性ゴムアスファルト
ルーフィングを施工し、板金で下地を
入れ、防水処理をします。 |
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足場がかけられない状況ですので
屋根足場は必須です。 |
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全体に下地が痛んでいるため、3×6サイズ
ではなく、3×10サイズの大きなコンパネ
を既存の上より施工します。 |
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こうする事で新しい下地になり、また
大きいサイズで施工する事で全体の
強度も増す事になります。 |
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その上より粘着性ゴムアスファルト
ルーフィングを施工し、完璧な防水
処理を行います。棟も完璧です。 |
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屋根足場を組みながら横葺きを葺きます。
勾配が急ですので、材料や道具の落下に
注意しながら慎重に! |
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寄棟屋根ですが、面の取り合いは
掴み込みという方法で行います。 |
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お互いに取り合い部分に馳(はぜ)を
作り、折り曲げて接合します。 |
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掴み込みは手間がかかりますが、
降り棟がないので大変スッキリとした
仕上がりになります。 |
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真夏の施工でしたので、ルーフィングが
溶け、靴の裏が真っ黒になります。
屋根を汚さぬよう2人1組で作業します。
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ルーフィング面で1人が材料渡しを行い、
綺麗な靴でもう1人が屋根施工します。 |
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玄関面は人の出入りがありますので、
より慎重に作業します。施主様のいない
時間帯にコツコツ葺きました。 |
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これで4面とも葺くことが出来ました。
仕上がりを計算し棟の加工に入ります。 |
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棟の木工事もすべて当社で行います。
施主様がメンテナンスのため上がりたい
との事でフックを6箇所つけました。 |
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屋根の形状に合わせ、棟の両端に反りを
入れました。ちょっとした事ですが
仕上がりの見栄えが大きく違います! |
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最近の住宅ではほぼ見かける事がない
ですが、歴史ある建物には非常に
家紋とお名前が似合います。 |
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完成です!シルバーの家紋を4つ
付けました。フックもアクセントに
見えて大変綺麗です。 |
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既存の屋根を解体せずカバーする事で
屋根の解体・処理費のコストを抑える事
が出来るのが一番のメリットです。
また屋根が2重になることで断熱性が
上がる事も大きなメリットになります。
瓦以外は基本的にカバー工法が出来ます
のでご相談下さい! |
掴み込みにしたのでスッキリとした
印象です。全体のバランスを考え
棟の大きさを決めました。 |
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今後は新しい屋根に合わせ、1階屋根も
考えているとの事です。 |
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